サステナビリティ担当役員メッセージ

グループの経営理念実現に向けて、サステナビリティ経営を推進します 髙原一登

気候変動・生物多様性といった世界規模での環境問題、サプライチェーンを含めた児童労働・強制労働などの人権問題、物流・建設業に適用される時間外労働上限規制いわゆる「2024年問題」など、サステナブル経営を実現していくために解決・改善していかなければならない課題は数多く、中には長期間にわたる対応となるものもあります。

当社グループが策定した中長期ビジョン「CSR2033」に掲げた取り組み内容は、そうした課題を計画的に解決していくため設定した具体的な目標です。私の仕事は、グループの全社員とともに目標達成に取り組むことはもちろんですが、社員のサステナビリティに対する意識を醸成し、途絶えることなく続けていく意欲を高めることだと考えています。様々な会議の場や社内教育を通じて、理念や方針の定着、ハラスメント、法務などに関する集合研修やeラーニングを実施し、サステナビリティ意識の啓蒙に取り組んでいますが、まだまだ十分とは言えません。

私自身、これまでサステナビリティ意識をもって仕事に取り組んできたか振り返ると、研究所や工場での開発・生産業務において、建材製品の営業活動において、さらには人事労務などの管理業務を通じて、コストダウンや生産性向上を目指すことに邁進してまいりましたが、こうしたサステナビリティに対する優先順位は決して高いものではありませんでした。

そうした中で、2020年10月、合併20周年の節目に改定した経営理念は、ESGと深く結びついたものとなり、当社グループの経営の根底を成すものとなりました。この理念(P16掲載)にあるCI(コーポレートアイデンティティ)カラーでは、「信頼の青」としてすべてのステークホルダーから信頼を得るために必要なガバナンスの構築を、「環境の緑」では環境・社会との共生を、「情熱の赤」には持続可能な社会に貢献する技術の開発を、といったコンセプトが盛り込まれています。特に「情熱の赤」のパートには、当社グループの技術の根幹である「熱をコントロールする技術」を追い求め、この経営理念の実現に懸ける熱い思いが込められていると私は考えています。今回、従来発信しておりましたCSRレポートから統合報告書という形に改め、トップメッセージに加えサステナブル経営を推進する管理本部長という立場で、ステークホルダーの皆様にメッセージをお届けできたことは非常に意義があると感じています。また、これまで伝えきれていなかったグループを含めた事業の詳細について紹介することができたという点においても、当社グループへの理解を深めていただけたのではないかと考えています。

当社グループは今後も持続可能な社会の実現に貢献する事業と体制の整った企業グループを目指して、サステナブル経営の推進に取り組みます。

サステナビリティへの取り組み

2026年中期経営計画においては、主要施策に掲げた成長戦略とCSR2023のESG課題への取り組みを相乗的に推進します。

日常業務、行動規範を土台としたピラミッド構造で、中期経営計画、中期CSR目標があり、その上に長期経営構想「Vision2033」、長期CSRビジョン「CSR2033」があり、頂点に経営理念が来ます。
成長戦略Vision2033とサスティナビリティCSR2033を回し持続的発展、企業価値向上を図ります。