非金属製伸縮継手
APコネクター

AAMNo.

• 9550

APコネクターは、ベローズ（伸縮部）に布および樹脂製材料を使用した伸縮継手です。
非金属製ならではの柔軟性と組み合わせ自由な材料構成によって様々な効果を生み出し、ダクト配管に生じる変位や振動、応力を絶縁することができます。

特長

• 可動部に布および樹脂製材料を使用しているため、複雑な変位の吸収および屈曲性に長けます。
• PTFEフィルムを使用したものは、排ガス等の腐食性ガスにも対応可能です。
• 金属製伸縮継手と比べ変位量の吸収効果が大きく、単一の設備ラインにおける数量低減になり、個々の設置幅（面間）も狭くすることが可能です。
• 基本構成部品が布および樹脂製材料であるため、設備ラインに作用する反力は小さく、サポート位置等のダクト設計が容易です。
• 丸形、角型、異形、大口径等のあらゆる形状に対応可能です。

用途

• ボイラ・ガスタービンの排ガス系統
• 換気装置系統
• 各種炉の排煙・排ガス系統
• 排煙脱硫・脱硝装置等の出入口およびダクト系統
• 排送風機・集じん機等の出入口

メンテナンス

• 伸縮継手はダクトや周辺機器による伸縮を吸収する反面、負荷が集中しやすくなり、経年劣化が生じるため、定期的な交換が必要になります。
• A&AMでは下記に挙げるメンテナンスに向けた点検を実施しています。
  • 1)
    外観目視・触診・異音検査（運転時・停止時）
  • 2)
    赤外線カメラによる表面温度観察（運転時）
  • 3)
    ボアスコープによる内部断熱材点検（停止時）
  • 4)
    サンプリングによる分析
  • 5)
    その他（流体接触金属類の肉厚検査等）
• 劣化傾向の見られる箇所を判別し、補修や交換を早期に行うことによって、損傷が重篤となるケースを未然に防ぐことができます。
• メンテナンスに関する詳細はお問い合わせください。

その他

• 取扱いに関する注意や安全に関する情報等の詳細は、各構成材料の安全データシート(SDS)でご確認ください。